暁天座禅会

◆4月からはじまった関興寺の暁天座禅会も

 今月で終わります。


 11月になると、ぐっと気温も低くなって

 わ〜本堂はさむそうだな〜


 今朝は、雨模様でした・・・


 早めに到着しましたが、はじめての方がいらっしゃるようで

 ご住職様のご指導されている声が響いていました。


 今日は、修行中の雲水さんがお経をお唱えされるようですね・・・


  まかはんにゃ〜はらみたしんぎょ〜

 
 中学校で、音楽鑑賞の時間に聞いたことのある声だ・・

  おとうさ〜ん、魔王がやってくるよ〜


 だったかな?


 低音の魅力ですね〜


 私たちも後につづかなくっちゃ〜


 あれ〜


 かんじ〜ざいぼ〜さあ〜

 
 私は、ソプラノの声になってしまいました(笑)


 どうしよ〜


 いや〜このままいくしかないぞ〜


 なんだか、混声合唱団のような・・・

 
 ち〜ん


 座禅の合図がはじまって、警策とご法話は

 ご住職様がご指導して下さいました。


  今日のご法話

 (子持ち亀、みるたび思う、親の恩)

  芥川龍之介 杜子春

  のお話を引用されて、親孝行のお話でした。


  最近読んでいる五木寛之さんの「大河の一滴

  という本に、興味深いことが書いてありました。


   そして、ぼくは思うのです。自殺というものに

   つながっていく根のところに、自分自身の命と

   いうものがそれほど重くかんじられないという

   ことがあるのではないか、と。命の手ごたえとか

   重さとか、命の尊さとか、かけがえのない貴重な

   生命という実感が、いま社会全体から失われている

   ということがあるのではないか。自分の命がまたと

   ない貴重なものに思えたならば、不幸な出来事に

   ぶつかったとしても、それをひょいと軽く投げ出す

   ことはとてもできないと思う。



   親の恩というお話を伺って、この現実を考えたり

   子供の虐待事件の原因を考えたりした有意義な

   時間でした。


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